沖縄宝島より新年のご挨拶

八重瀬岳へ向かって

今回は、石獅子(いしじし)のご紹介。
石獅子は、シーサーの原型と言われています。
ど~んと構えていて、しっかりとどこかを見ている。

ただ、ちょっと違うのは、シーサーが相方と玄関や屋根で、その家を守っているのに対して、
石獅子は、おひとりさまでその土地を守っています。

ここ、富盛(ともり)の石彫大獅子(せきちょうおおじし)は、最古の石獅子です。(1689年)
300年以上前、村では火事が多かったそうです。
風水師に見てもらうと、八重瀬岳が原因と言われました。
火事を防ぐには石獅子を作って、八重瀬岳の方角に向けるようにと。
その通りにすると、火事はおこらなくなったそうです。

それどころかこの石獅子、沖縄戦も乗り越えてきたんです。
近くで見てみると、銃弾の跡があります。
今も、八重瀬岳に向かって、この土地を守っているのかもしれません。

お口を開けて、ちょっと可愛いような。

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